ぼくらがいる世界は
いつだって、やさしい
「あのぼう、ぼくは もうほしくない」
「ぼくも ほしくないや」
ふたりで取り合うぐらい
欲しがってた魔法の杖は
ほんとうに必要としていた人の元へ
「いま、手に入れるのは
いつか、だれかにわたすため」
なんか、そんな風におもわない?
だいじなものって
ずっと大切にされて、いつしか
たからものってよばれるようになって
それが、続いていけばステキだとおもうんだ(≧▽≦)
きみとぼくの中で、
何がたからものとして残っていくのかな?
たからものさがし
作:中川李枝子
絵:大村百合子
出版社:福音館書店
初版発行:1964/11/1