ぼくらがいる世界は
いつだって、やさしい
「かなしみは だれでも もって いるのだ。
わたしばかりでは ないのだ。
わたしは わたしの かなしみを こらえて いかなきゃ ならない」
かなしみがいっぱい詰まったカラを
背負っているカタツムリ
かなしみを背負うのは
大変なことだと思うけど
こうも考えられないかな?
きみが、かなしみを背負うことで
だれかがかなしくなるのを
軽くしてあげてるんだってさ
きみのおかげで、幸せになってる人が
ぜったいにいるよ
ぼくだって、そのうちの一人だもん
いつも、ありがとうね( ◠‿◠ )
あめ玉・でんでんむしのかなしみ
作:新美南吉
絵:後藤範行
出版社:岩崎書店
初版発行:2016/3/30