ぼくらがいる世界は
いつだって、やさしい
ねぇねぇ、帽子をかぶっている人が
レオポルトかな?
いや、違うかも
なんたって目の前に
筆をくわえた2匹の犬を
注意もしないんだから
もしかしたら、怖い人物かも
立派なガクブチにいれられた絵が
なんだか怖い感じがする
いやいや、恥ずかしがり屋かも
テーブルの下にかくれてる天使が
彼の心をあらわしてる
でも、彼はきっと自然を愛してると思う
人のいない絵が、1枚しかないんだから
チケットもらった人に、
レオポルトのこと聞かなくてよかったね
「分からないから、楽しめるもんね」
レオポルト・ヴィルヘルム大公の絵画室
作家:テニールス,ダーフィット2世
制作年:1651年頃
所蔵先:ウィーン美術史美術館